今朝の日経「教養アゲイン」で酒井順子の次のような言葉が引用されている:
やたらナショナリズムと国粋主義にハマっている一部のネットウヨ達もそうなのかな〜。
負け犬達の動向を見ていると、日本の伝統芸能、伝統文化にハマりゆく独身女性がいかに多いかが、理解できます。(『負け犬の遠吠え』より)
やたらナショナリズムと国粋主義にハマっている一部のネットウヨ達もそうなのかな〜。
独身女性の間で日本の古典芸能の人気が高いそうだ。観世流が仕舞教室を開いたら受講 者の7割は女性が占めたそうだ。また国立劇場が歌舞伎鑑賞教室を開いたら、これも7割が女性で、6割は20代から40代の女性だったらしい。たしかに中高 年女性の間での歌舞伎とか相撲見物熱は異常に高い。日経はこれでは男の子達は取り残されてしまうと危機感を表明しているが、そんなもんでもないだろうと思 う。
つまり女性達は茶道とか華道を習うのと同じ感覚で 歌舞伎鑑賞の教室に行っているのだと思う。文化には違いないが、どうも「教養」というものとはちょっとずれている感じがする。江戸時代から明治時代も歌舞 伎見物は奥様方の最大の趣味だった。でも、奥様方にはそれほど「教養」はなかったように思う。歌舞伎はテレビのバラエティー番組やブランド商品と同じよう なものだった。やたら芸能人のゴシップとブランド品の特徴に詳しいのと同じようなもんだ。
むしろ問題は、もし酒井順子氏が正しいとすれば、負け犬達が「一種の逃避として」古典芸能・文化にハマっているという面であり、悪いとは言っていないが、動機が不純なのである。
最近の若者達の間で、ニッポンはやっぱり一番だという国粋主義・ナショナリズムが蔓延っているという。もしこれも酒井順子氏が言われるような動機でそうなっているとすれば、日本は甚だ危うい。
つまり女性達は茶道とか華道を習うのと同じ感覚で 歌舞伎鑑賞の教室に行っているのだと思う。文化には違いないが、どうも「教養」というものとはちょっとずれている感じがする。江戸時代から明治時代も歌舞 伎見物は奥様方の最大の趣味だった。でも、奥様方にはそれほど「教養」はなかったように思う。歌舞伎はテレビのバラエティー番組やブランド商品と同じよう なものだった。やたら芸能人のゴシップとブランド品の特徴に詳しいのと同じようなもんだ。
むしろ問題は、もし酒井順子氏が正しいとすれば、負け犬達が「一種の逃避として」古典芸能・文化にハマっているという面であり、悪いとは言っていないが、動機が不純なのである。
最近の若者達の間で、ニッポンはやっぱり一番だという国粋主義・ナショナリズムが蔓延っているという。もしこれも酒井順子氏が言われるような動機でそうなっているとすれば、日本は甚だ危うい。
Posted: Thu - July 21, 2005 at 07:00 PM Letter from Yochomachi 名言(迷言)集 Previous Next Comments (4)